仕立て方で変わる料金
木の表情は、仕立て方によって
大きく変わります。
どこを切り、どこを残す、など
専門的な判断が必要です。
特に、仕立て方によって料金が
分かれやすい樹種として
以下の4つを例にご説明します。
マツ (松)
マツ (松) について
マツは、剪定方法によって 見た目が大きく変わる代表的な樹種 です。
どの枝を残し、どこを透かすかという判断が仕上がりに直結し、
同じ木でも剪定方法次第で全く違う表情になります。
■ マツの剪定が“見た目を大きく変える”理由
- 枝をはっきり見せる仕上げ
→ 力強く、シャープな樹形に - 柔らかく透かす仕上げ
→ 軽く、品のある印象に - 芽を残して整える自然な仕上げ
→ 落ち着いた穏やかな表情に
マツは、残す枝の選び方ひとつで仕上がりが劇的に変わる木です。
■ 特徴 (プロが重要視するポイント)
- 樹形が複雑で、一本一本の枝を“作る”作業が必要
- 透かし方・残し方によって印象が大きく変化
- 切りすぎると弱るため、判断力と経験が非常に重要
- 手を入れる量=仕上がりの質に直結する樹種
■ 作業量が変わる「3つの剪定方法」
- 枝をはっきり見せる剪定(強め)
→ 枝の構造を意識して仕立てるため、手数が多い - 柔らかく透かす剪定(軽め)
→ 枝を抜き、風通しや軽さを出す仕上げ - 芽を残して整える剪定(難易度高)
→ 芽の方向を読みながら形を作るため、最も技術が必要
■ 料金が分かれやすい理由
仕立て方によって手数が倍以上変わるためです。
枝量・仕上げの濃さ・透かし方によって、作業時間も変動します。
モッコク
モッコクについて
モッコクは枝が密に伸びるため、
透かし具合と枝の残し方で見た目が大きく変わる樹種 です。
同じ木でも、剪定方法によって「軽さ・重さ」がはっきり分かれます。
■ 剪定による見た目の違い
- 通常剪定(枝を少し整える)
→ まとまりのある、やや重めの樹形に - 野透かし(枝を抜いて軽く見せる仕上げ)
→ 明るく、軽さのある印象に
“どれだけ軽く見せるか” の判断で、仕上がりが大きく変わる木です。
■ 特徴(プロが重要視するポイント)
- 枝が密につきやすく、透かし量で全体の印象が大きく変わる
- 切り方次第で “重さ” と “軽さ” がはっきり分かれる
- 野透かしは枝の見極めが必要なため、技術差が出やすい樹種
■ 剪定方法による作業量の違い
- 通常剪定(軽い整え)
→ 比較的手数は少ない - 野透かし剪定(枝を抜いて軽くする)
→ 枝を1本1本見極めて抜くため、手数が多く技術も必要
■ 料金が分かれやすい理由
どれだけ透かすかによって、枝量=手数が大きく変わるためです。
同じモッコクでも、透かし具合によって作業量が倍以上異なることがあります。
マキ
マキについて
マキは、仕立て方によって見た目が完全に別の木のように変わる樹種 です。
「丸く作る」「芽で作る」「自然樹形で残す」など、
どの仕立てを選ぶかで樹形の印象が大きく変化します。
■ 剪定による見た目の違い
- 刈り込み仕立て(丸く作る)
→ きっちり整った、球体のような仕上がりに - 芽当て剪定(芽を残して作る)
→ 柔らかく自然で、美しい樹形に - 軽い剪定(自然味を残す)
→ ボサッとした自然樹形に近い印象に
同じマキでも、
“丸く作るのか・芽で作るのか” で見た目が大きく変わる木です。
■ 特徴(プロが重視するポイント)
- 仕立て方で難易度が大きく変わる典型的な樹種
- とても丈夫だが、綺麗に仕立てるには高度な技術が必要
- 芽を見極めて切る必要があるため、経験が仕上がりに直結
■ 剪定方法による作業量の違い
- 丸い刈り込み(機械 or ハサミ)
→ 表面を整えるためスピードは比較的早い - 芽当て剪定(芽を残して形を作る)※難易度高
→ 芽の方向を読みながら枝を整理するため、手数が多い - 自然樹形の維持
→ 樹形の流れを大きく崩さず、軽めに整える作業
■ 料金が分かれやすい理由
「ただ刈る」のか、「芽を残して丁寧に仕立てる」のかで、
作業量と必要な技術がまったく異なるためです。
同じマキでも、
仕上げ方次第で手数が倍以上変わることがあります。
モチノキ (モチ)
モチノキ (モチ) について
モチノキは、仕上げの“濃さ”が見た目に最も反映される樹種 です。
同じ木でも、「どこを残し、どこを抜くか」によって仕上がりが全く変わります。
■ 剪定による見た目の違い
- 軽剪定(形を整える)
→ ざっくりした自然な印象 - 三枚葉残しの仕立て(高度)
→ 端正で、きれいに揃った上質な仕上がり - 透かし剪定(枝を抜いて軽さを出す)
→ 明るく軽い雰囲気に
“残し方” と “抜き方” の違いが、そのまま見た目の差になります。
■ 特徴(プロが重視するポイント)
- 葉が密で、手入れの濃さが仕上がりに直結する
- 枝の出方が早く、維持が難しい樹種
- 細かい作業ほど、作業量(=手数)が増えやすい
■ 剪定方法による作業量の違い
- 軽剪定(形を整える)
→ ある程度ざっくりした仕上がり、作業量は少なめ - 三枚葉残しの仕立て(高度)
→ 葉の向き・量を調整しながら丁寧に作るため、手数が多い - 透かし仕上げ(枝を抜いて軽くする)
→ 枝を1本1本確認しながら透かすため、技術と時間が必要
■ 料金が分かれやすい理由
どこまで細かく“作る”かによって、作業量が大きく変わるためです。
モチノキは、仕上げの濃さ=手数の量がそのまま料金に反映されます。
剪定とは、
“いくらでも切りようがある” 作業です。
どこを残し、どこを抜き、
どれくらい仕上げるか によって
木の見た目も印象も、大きく変わります。